非化石証書やJ-クレジットといった環境価値の購入によるオフセットは、コストアップや価格変動により経営の負担となります。
環境価値購入によるオフセットにできる限り頼らない経営を実現するためには、脱炭素ロードマップを策定し、事業で使用するエネルギーを効率化するため、行うべきタスクと必要なコストを整理していくことが必要です。
工場や事務所、店舗など施設の設備やエネルギー使用状況を調査・計測し、CO2削減の可能性を分析することで、最適なCO2削減対策を提案します。
本調査で対象となる排出範囲はScope1・Scope2のうち、事業所で排出しているエネルギーです。
当社は創業以来、経済産業省、環境省、自治体の支援事業者として登録し、あらゆる業種、規模を対象として削減可能性調査を行ってきました。
エネルギー使用状況を数値化して把握できる
調査を踏まえCO2・光熱費削減対策がたてられる
対策実施時のコスト削減額、概算投資額を算出
近年では、投資家を始めとするステークホルダーからのESG・CSRに対する注目が高まってきております。
新築・既存物件に対してZEB 化の支援を行っております(当社はZEBプランナー登録企業です)。
また、BELS やGRESB といった認証・評価の取得に関する支援も行っています。
事業名称 | 件数 | |
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環境省 | CO2削減ポテンシャル診断事業 | 96 |
環境省 | SHIFT事業(計画策定事業) | 3 |
経済産業省 | (補正)省エネルギー設備の導入・運用改善による中小企業等の生産性革命促進事業(省エネ診断) | 168 |
経済産業省 | 中小企業等に向けた省エネルギー診断拡充事業 | 4 |
経済産業省 | 省エネルギー相談地域プラットフォーム(省エネ診断) | 203 |
東京都 | 地域の多様な主体と連携した中小規模事業所省エネ支援事業 | 34 |
埼玉県 | 目標設定型排出量取引制度省エネ診断事業 | 10 |
合計(2022年度末時点) | 518 |
年間エネルギー使用量と費用
エネルギー使用量 | CO2排出量 | 年間支払額 | |
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電気 | 4,629,240 kWh | 2,259 t-CO2 | ¥91,314,613 |
A重油 | 605,265 ℓ | 1,640 t-CO2 | ¥30,263,260 |
合計 | 3,899 t-CO2 | ¥121,577,873 |
エネルギー使用割合
対象設備 | 対策内容 | 年間CO2削減量 | 削減率 | |
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設備改善 | ボイラ | 既設ボイラ高効率型への更新 | 188 t-CO2 | 4.8% |
空調 | 既設パッケージエアコンの更新 | 136 t-CO2 | 3.5% | |
冷凍冷蔵庫 | 既設冷凍機の更新 | 67 t-CO2 | 1.7% | |
コンプレッサ | 既設コンプレッサの更新 | 92 t-CO2 | 2.4% | |
運用改善 | ボイラ | 蒸気配管の保温強化 | 8 t-CO2 | 0.2% |
空調 | EMS空調自動制御 | 45 t-CO2 | 1.2% | |
コンプレッサ | 設定圧力の調整 | 12 t-CO2 | 0.3% | |
調達改善 | 電力契約 | CO2排出係数の低い電力契約への切替え | 192 t-CO2 | 4.9% |
再エネ | 自家消費型太陽光発電システムの導入 | 196 t-CO2 | 5.0% | |
合計 | 936 t-CO2 | 24.0% |